Review

2014/09/30

藤 浩志 トイザウルスの秘境 – ハラミュージアムアーク 原美術館

fujihiroshi_toy
ハラミュージアムアーク 原美術館に藤 浩志 トイザウルスの秘境を見に行ってきました。ハラミュージアムアークとは1988年に開館した原美術館の別館で、群馬県は伊香保グリーン牧場内にあり、1950年以降の現代美術を収集した「原美術館コレクション」をさまざまな視線で紹介しています。ギャラリーABCと三つのスペースの他、会館から20周年の2008年に増築した特別展示室「觀海庵」を含み4つの展示を行っております。悪天候時には閉館になるなど、立地ならではの運営です。
現在ギャラリーAでは現在人と人との対話を重視し、新しい関係性を自主的に作り出す環境表現を行うことで有名な美術作家 藤浩志の「トイザウルスの秘境」が開催されています。展示室内には数千はあるかというプラスチック製のおもちゃ達と美術館の周辺の木々の小枝が展示されています。ここにあるおもちゃは全てアーティストが考案した、子供たちがいらなくなったおもちゃを持ち寄り、「カエルポイント」に換えて、他の好きなおもちゃと交換できるという「かえっこ」というシステムで持ち寄られたものであり、今まで全国各地の学校、保育園、商店街、公園、公民館、個人住宅、美術館、リサイクルプラザなど1000ケ所以上の様々な場所で開催されてきました。ここでは、美術館の職員の提示した条件をこなすという形で展示されているおもちゃと交換することができる他、併設のミュージアムショップで商品を購入した際にも「カエルポイント」をもらうことができるというルールで行われていました。それにしてもこの「かえっこ」、子供の経験学習やリサイクルという観点だけでなく、大人も童心を思い出しのほほんとさせられる素敵な企画ですね。


開館時間 – 9:30 – 16:30
入館は閉館の30分前まで
休館日 – 木曜日 祝日(8月を除く)
展示替え期間 – 冬期 1月1日 (荒天時には臨時休館する場合があります。詳細はお問い合わせください。)
観覧料 – おとな(中学生以上)¥1,000 こども(3才-小学生)¥500 



藤 浩志 (美術作家、十和田市現代美術館館長)
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て藤浩志企画制作室を設立。「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「藤島八十郎をつくる」等、各地で対話と地域実験の場を作る美術類のデモンストレーションを実践。原美術館では「第5回ハラ アニュアル」出品(1985年)。ハラ ミュージアム アークでは公開制作(1989年)と、「アートは楽しい」展に出品(1990年)。2007年には「かえっこ」をはじめとする廃棄物を利用した活動に対し環境省循環型社会功労者表彰を受ける。現在、福岡県と青森県を拠点とし、各地を駆け回る生活を送っている。

Leave a Comment