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2014/06/03

第9回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 寺本愛展

第9回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 寺本愛展「PERMANENT CULTURES」にオープニングパーティに行ってきました。1_WALLとは、株式会社リクルートが若いクリエイター支援を目的にしたメセナ活動の一環として、開設した銀座のギャラリー「ガーディアン・ガーデン」の主催による写真・グラフィックデザインのコンテストです。以前はひとつぼ展として開催されておりましたが、2009年より1_WALLとしてリニューアルしました。年に2回開催されており、今回その第9回グラフィック部門でグランプリを受賞した寺本愛さんの受賞者個展のオープニングに行ってまいりました。

また、今回、マネージメント会社様経由で展示告知のDMを制作させて頂きました。
誠にありがとうございました。

1_wall_teramoto

寺本さんは、タイムレスなファッションをテーマに、まったく異なる国や時代の文化を連想させる、衣服や道具を混合して身につけた市井の人という設定で描くイラストレーターさんです。特徴的な目の描き方に気を取られ、いわゆるマンガ的なテイストとしてライトに鑑賞してしまいがちですが、ディテールも様々なタッチをあえて「平面的」に使い分けられており、線一本一本が非常に「丁寧」で、「意志を持った」線で描かれていることに驚きます。

また、ほぼ全ての作品がモノクロで描かれているのですが、様々な衣服を身にまとったイラストでありながら、その本来の色が想像できないのです。それはファッションのトレンドなどに干渉されることのない「普遍的な魅力」をタイムレスに表現した独自の世界観が、確立されているからなのではないでしょうか。さらに、2014年第31回「ザ・チョイス」年度賞大賞も受賞されており、今後ますますの活躍が期待されるイラストレーター・アーティストです。

以下引用 —

第9回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展
寺本愛展「PERMANENT CULTURES」
2014年6月2日(月)~ 6月19日(木)
11:00〜19:00 日曜休館 入場無料
寺本愛は、タイムレスなファッションをテーマに、異なる地域や時代が混在するような独特の衣服を身にまとった人物を描いた作品「遊牧配達員」で、第9回グラフィック「1_WALL」のグランプリに選ばれました。個性的な目の描き方や、緊張感のある絵そのものの強さが、審査員から高い評価を受けました。
寺本の描き出す人物は、いずれも強い意志を感じさせる象徴的な目を備えています。それに加え、写真家が撮影するポートレートのように、生活の一場面を切り取ったような視点から、道具や装飾品を丹念に描くことで、より具体的な生身の存在として取り上げています。そのように描かれた人々の佇まいは、あたかも現実に存在しているかのような息づかいを感じさせます。未来的なユニークなファッションと、異なる文化の新たな融合を試みた、独自の世界観を、ぜひ会場でご覧ください。

展示によせて
過ぎ去った時代の服飾や生活用具、美術品を見ると、不思議と新しさを感じるものがある。
古いけれど古くない。それらは時代を超越する。

彼らもまた、色褪せることのない永遠の文化を形成している。
深く輝く目の光は反射ではなく、意志を持った光源だ。
彼らは時空を自在に飛び越える。そしていつでも私達を照らすのだ。

寺本愛

審査員より
まずは、その目に射抜かれる。単なる記号的表現でなく、その視線にはまっすぐな意思が宿っている。踊りや競技、農作や狩猟といった、根源的な肉体活動に従事する人々がもつ躯や衣服や道具。そういった必然性をもった形や装飾が消化され、土着的でありながらも未来的な人間像が描かれる。これほど品の良いファンタジーに出会ったのは本当に久しぶりだ。

菊地敦己(アートディレクター)

寺本愛 Ai Teramoto
1990年東京生まれ
2012年武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業
受賞
2014年第31回「ザ・チョイス」年度賞大賞/玄光社
2013年第9回グラフィック「1_WALL」グランプリ/ガーディアン・ガーデン
第9回グラフィック「1_WALL」展
2013年9月2日~ 9月26日開催
公開最終審査会 2013年9月5日(木)

以下の審査員により、寺本愛さんがグランプリに選出されました。
[審査員]
居山浩二(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
柿木原政広(アートディレクター)
菊地敦己(アートディレクター)
都築潤(イラストレーター、グラフィックデザイナー)
長崎訓子(イラストレーター)
※五十音順、敬称略

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